組織の戦略を外に発信することは、採用にとっても組織づくりにおいても重要なことです。上記のPodcastエピソードでは、このトピックについての詳しい解説と実際の事例が紹介されていました。 今回はこのPodcastを通じて得たことをまとめてみたいと思います。
Podcastの概要
Chatwork株式会社 取締役COOの福田さんがゲストとして登場し、ChatworkのCOOとしてどのように戦略を決め組織を動かしているのかを説明しています。
まずは戦略についてから始まり、戦略を作る上で前提を整理する大切さや、柔軟に戦略を変えて組織を動かしていき、如何に経営陣として会社を成長させていくかについて、実際に実行している立場から説明をしてくれています。
戦略を言語化しておくとどこが間違っていたのかわかりやすい
Podcastを聴いて自分が感じた重要ポイント1点目は「戦略を言語化しておくとどこが間違っていたのかわかりやすい」ということです。
戦略を言語化しておくことで、その戦略を実行中に何かおかしいと感じた際に、どこが間違っていたのかが振り返りやすい、他の人に説明しやすいという話がありました。例えば「戦略を立てる上で重要な外部環境という前提が間違っていたので、戦略を新たに立て直す必要がある」だったり、「戦略を実行するのに時間がかかりすぎた」などの問題点が洗い出しやすくなります。
戦略は立てて終わりではなく、メンバーに伝える、もしくはメンバーと一緒に作って実行していくものです。実行した結果を振り返り、次の戦略を立てるときの糧になりやすいようにしておくのは重要だと思います。
戦略を社外に共有することで採用にも効く
また重要ポイント2点目として「戦略を社外に共有することで採用にも効く」ということです。
ChatworkではIR資料として事業戦略を言語化し公開しており、そのIRを見た人がこの会社なら成長しそうだ、などと感じてくれ採用に繋がるという話がありました。戦略を外にも積極的に発信し、会社のファンを獲得していき、仲間を集めていく。
1点目の「戦略の言語化」と通じるところがありますが、やはり言語化し共有するというのは複数の人間が協調的に動く上で非常に重要だと思います。
実際にChatworkのIR資料は公開されており、中期経営計画が誰でも簡単に参照できるようになっているのはとてもいいなと思いました。会社概要と中期経営計画のセットで公開するの真似したい。
Chatwork 会社概要・中期経営計画 - Speaker Deck
まとめ
「戦略を言語化し、発信していく」ことの重要性が、今回のPodcastを聞いて改めて感じました。 戦略は立てて実行するだけでなく、どれだけうまく伝わるように言語化するか、どれだけ伝えられるかが非常に重要になります。特に採用面においては、どんな方向を目指している会社なのかが外部から見た時にわかりやすいようにしていくことの重要性がよりわかった気がします。これについては新規メンバーだけでなく、社内の既存メンバーに対しても同様の効果があると思います。
自分の会社でも頑張って中期経営計画として戦略をなんとか立てて実行していっていますが、まだまだうまく回っていないと感じています。立てて実行していくだけではなく、戦略をより伝わりやすいように言語化し、それを社内だけでなく社外に対しても発信していき、採用に繋げていき、結果的に会社を成長させていきたいなと思います。