へんてこのブログ

日々気づいたことや、最近やっていることを書いています

技術書典2にサークル参加してきました

先日秋葉原で開催された技術書典2にはじめてサークル参加してきたので、その参加記録と感想です

techbookfest.org techbookfest.org

あと頒布した本はBOOTHで買えるようにしてあるので、そちらもよろしくお願いします

miso-lab.booth.pm

3行まとめ

結構長いので3行でまとめます

  • 技術書典2に初サークル参加してMagicaVoxel本をリリースしてきた
  • 持っていった129部が全て売れて嬉しかった
  • スペースに来てくれた人との会話が楽しかったし、書いた本でMagicaVoxelを初めて知ってもらえたの嬉しかったので次回もあったら参加したい

サークル参加理由

技術書典自体は去年開催されていたを知っていて、参加したかったけどネタがなかったので参加できなかった
なので去年の12月くらいに技術書典2が開催されるのを知って今度は絶対参加したかったけど、やっぱりネタがなくて悩んでいた

ちょうどその後くらいに、MagicaVoxelという3Dドットで簡単にモデリングできるソフトのことを知って、完全にこれにハマってしまった
MagicaVoxelで遊ぶのが面白すぎたので、もうこれで技術書典に出ることを決意

ということで味噌煮研究所としてサークル参加することに決定

準備

サークル参加することが決まったので技術書典2に申し込みして、無事受かったのでサークル参加できることになった

下書き

受かったので原稿を書きはじめることにした
まずはザッと下書きをしたかったので、Dropbox Paperで目次と下書きをしてみた
Dropbox Paperはこういうのに使いやすくてとてもよかった

今思い返すと、この頃から完成まで、対象読者などブレてなくて自分すごい
日付を見ると1/17にザクッと書いていたので、技術書典2に受かってすぐに書いたみたい
我ながら仕事が早い

この段階で早めに印刷所絡めたざっくりしたスケジュールを決めた
印刷所のことは何もわからなかったので、同人経験がある前職の同期に教えてもらった
印刷所に頼んで製本をしてもらうのははじめてだったので、なるべく早めのスケジュールを組んで、3月頭には印刷所に入稿できるようにするため準備を進めた

原稿に関しては、引き続きDropbox Paperで、目次案であげた各章ごとに内容を書いていった

Re:VIEWでPDF作成

各章ざっくり書けた段階で、次はRe:VIEWを使ってみようということになった
ちょうどRe:VIEWの勉強会があったので、それに参加してRe:VIEWの概要などを知れたのはとてもよかった

techbof.connpass.com

この勉強会のあと、実際にRe:VIEWで書くために、Dropbox Paperで書いた各章をコピペでRe:VIEWに流し込んでいった
一通り流し込み終わり、dockerでRe:VIEWからPDFを生成できるようになった段階で、githubリポジトリを作って管理していった
initial commitが2/4なので、そんな感じのスケジュール感だった

ここからはガリガリRe:VIEWで原稿を書いていった

このあたりでついでに表紙のデザインとかもちょっとづつ決めていっていた

同期による内容レビュー

1人で本を作るのははじめてだったので、前職の同期に内容のレビューをお願いした
同期たちが集まるSlackに雑にRe:VIEWで生成したPDFを投げて感想を求めたところ、沢山の指摘がきてありがたかった
ありがた過ぎたので、本の最初らへんに謝辞を入れることを決意した、同期ありがたい
ちなみに本の最初らへんに謝辞を入れるとそれっぽくなるよと教えてくれたのも同期だった、全部教えてもらっている、すごい
最初のレビューが2/16で、そこからは貰った指摘を直していく段階になった

ちなみに同期に見せたところ、大学の卒論よりできが良いとのフィードバックをいただいた

内容の最終調整

一通り指摘部分を直したので、最終調整に入っていった
ここからが長くて、1ヶ月ほどかかった
大体3月前半と中盤は全て最終調整に費やしていた

PDFに埋め込むためのフォント周りを弄っていたのもこの辺り
本当はAdobeのTypeKitで取得したフォントをPDFに埋め込みたかったが、Re:VIEWで使うには(正確にはTexで使うには)ライセンス的にダメなことがわかったので断念
macOS標準のヒラギノを使うことに決定した
この関係上、今までdockerを使ってPDFを生成していたのをやめて、macOSのローカルでPDFの生成をすることにした

本の印刷所決定 & 印刷

印刷費などの都合で今回はポプルスに頼むことにした
ポプルスにした1番の理由が、参考にした同人誌がポプルスで印刷されていたってことだった
表紙加工のマットPPは最高!!!!!!!!!

部数は30部程度を最初から考えていたので、30部 40P B5で印刷することを決定した
部数ははじめてのサークル参加だったので、どの程度売れるかわからないし、もし売れ残っても手で持って帰れるようにした

あとついでに、ダウンロードカードも用意するようにした
理由はなんとなくあるとかっこいいので
最初はPDFのダウンロードからカード発行まで全部やってくれるサービスを検討したけど、高いのでやめて、対面電書を使うことにした
対面電書はすごい使いやすくてよかった
シリアルコードさえ発行できてしまえば、あとはイラストレーターなどでデザインを作ればダウンロードカードは簡単に作れるので最高

ダウンロードカードや、その他本以外の印刷は全てキンコーズで印刷した
3月はキンコーズに頻繁に通っていた
おかげでキンコーズマスターに近づけた

サークルスペースレイアウト決め

印刷所の入稿が終わったら、次はサークルスペースのレイアウト決め及び準備をした
ざっくりこんな感じがいいなってのは頭のなかにあったので、色々と準備を進めていった

最終的にはこんな感じになって、割りとわかりやすいスペースレイアウトになったのではと思っている
基本的に、文字はデカく、POPは立体的にして一般参加者に見やすく、を徹底した

あとは全ての印刷物に、初音ミク的な3Dドットでモデリングしたキャラクターを配置した
デザインに統一感をもたせつつ、人の顔なので人間に認識してもらいやすさを重視した、非常に人に優しいデザイン設計を心がけた

当日

技術書典2当日は、非常にありがたいことに持ち込んだ本 + ダウンロードカードの計129部が完売した
1人では絶対に無理で、事前に頼んでいた大学の友だちと2人で売り子をしていた

開場から40分ほどで本が完売して、その後15時半くらいにダウンロードカードが完売したので、16時くらいにスペースから撤収した
スペースに居る間は本当にひっきりなしに人が来てくれて、色々と話しができて楽しかった
1番印象に残ったのは、対面電書の中の人が来てくれたことだった、技術書典すごい

あとMagicaVoxelをそこではじめて知ったって人が結構来てくれて嬉しかった
買ってくれた人みんなMagicaVoxelで何か作って欲しい

ちなみに、技術書典2のサイトで見れるサークル被チェック数は最大69でした
大体1.8倍くらい売れた計算になる

サークル参加しての感想

結果として、印刷物は全部完売して、かかった費用を差し引いても黒字にできたので、参加してよかった
赤字覚悟で、楽しいからいいよねみたいな感じだったので、黒字になって正直戸惑っている
また次回があったら、今回の黒字分を印刷費にぶち込む覚悟で印刷していく所存です

ということで技術書典2すごく楽しかったので、また参加したいです
コミケにも参加するかって感じになっているが、またコミケの技術島はちょっと違う感じで正直怖い

まとめ

技術書典2最高でした!運営のみなさんおつかれさまでした!サークル参加の方々おつかれさまでした!一般参加の方々おつかれさまでした!みなさんおつかれさまでした!

次は、予告通り国会図書館に本を納入してきますのでその報告を書こうと思います